乾癬には乳酸菌を! 驚きの関係性とパワーを解き明かす

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乾癬は、慢性的な発疹が続く皮膚疾患です。皮疹からくるかゆみ、精神的なストレス、周りのサポート配置など、非常にたくさんの懸念事項が発生する病気です。

現状の治療では、痒みを抑える薬・炎症を鎮める薬などの対症療法がほとんどです。全ての病院が、根本的な原因を究明してくれるとは言えない状況です。

今回は、そんな乾癬の改善に一石を投じるトピックスをご紹介します。その名も「乳酸菌」。

乳酸菌と乾癬の関係などをご紹介しています。

乾癬ってどんな病気なの?

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まずは、乾癬の概要を簡単にご説明していきます。乾癬は、慢性の経過をとる皮膚の病気です。

乾癬の症状

症状の重症度や発症場所には個人差があるので、治療法もオーダーメイドであって様々です。

多くの患者さんに出る典型的な症状は、少し盛り上がった皮膚(浸潤・肥厚)に赤い発疹(紅斑)ができ、さらにその上に銀白色のフケに似た欠片(鱗屑)がくっ付いて、ポロポロと剥がれ落ちてくる、というものです。

乾癬の皮膚は、炎症を引き起こす細胞が集結して、活性化している状態です。そんな皮膚の下では、毛細血管は広がりを見せて、皮膚は赤みを帯びた状態になります。

また表皮の細胞が、健康な人の皮膚と比べると10倍以上のペースで生まれ変わりを見せます。生産過多な状況が、乾癬の皮膚で起こっているのです。

過剰生産された表皮の細胞は、厚く積み重なって、鱗屑になって皮膚からこぼれおちていきます。

乾癬の発生状況

乾癬 乳酸菌 発症率 性別

日本国内の患者数は10万人以上いると言われており、1,000人に1人の割合で発症しています。2対1で男性の発症が多く、男性は30代、女性は10代・50代での発症が多く見られます。ただ、乳幼児から高齢者まで幅広く分布している病気ではあります。

「かんせん」という呼び名から誤解されやすいのですが、決して感染する病気ではありません。発疹に触っても、同じお風呂に入るなどの間接的な接触でも、うつることはありません。

乾癬の分類

乾癬は、症状によって5つに分類されます。

<乾癬>症状の分類
尋常性乾癬 乾癬全体の9割を占める。
滴状乾癬 溶連菌感染症(扁桃炎)後などに水滴程の皮疹が出る。
乾癬性紅皮症 皮疹が全身に広がる。
膿疱性乾癬 発熱を伴って、紅斑の上に膿が現れる。
関節症性乾癬 関節痛や変形などの関節症状が現れる。

 

乾癬に関係の深い免疫機能の異常

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乾癬が発症する根本的な原因と、乾癬の皮膚で、どうして新陳代謝が異常に早くなるのかの仕組み自体の解明はなされていません。

免疫機能の働きとは

ただ、免疫機能の異常が関係している可能性が指摘され始めました。

本来、免疫機能とは、体を敵から守るシステムのことです。細菌やウイルスなどの異物が、体内へ侵入してこようとするのを防いでくれています。

炎症を発生させる自己免疫反応

ただ、何らかの異常が起こって免疫機能が正常でなくなると、異物ではなくて自分自身に攻撃をしかけて、炎症を起こすようになるんです。この状態を「自己免疫反応」と呼びます。

乾癬は、免疫に異常を起こしやすい体質を持つ人に、外的・内的な要因が加わることで発症に至ると考えられています。

乾癬の自己免疫反応を誘うもの

外的な要因 ストレス

アルコール

たばこ

脂っこい食事

衣服の刺激

日光

季節(冬)

乾燥

外傷

風邪

慢性扁桃炎

薬剤

内的な要因 妊娠

出産

脂質異常症(高脂血症)

糖尿病

肥満

 

このように、乾癬を誘発する要因は多々あります。乾癬は、皮膚症状が続く病気であると同時に、全身に関係する病気だとも考えられているのです。

乳酸菌を詳細解説

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私たちの腸内には、約100種類100兆個の細菌が生息していると考えられています。その細菌の一つである「乳酸菌」。

ここからは、乾癬の改善のヒントとなりうる乳酸菌について解説していきます。

乳酸菌とは

乳酸菌という言葉をよく耳にするものの、いったい何者なのかを把握している人は少ないかもしれませんね。

乳酸菌とは、オリゴ糖などの「糖」を栄養源にして、乳酸などの酸を生産する細菌のことを広くこう呼びます。体内にいる乳酸菌は

  • ビフィズス菌
  • アシドフィルス菌
  • フェーカリス菌

などで、善玉菌と呼ばれています。これらの乳酸菌の働きは、プロバイオティクスと言います。

乳酸菌の働き「プロバイオティクス」とは

乳酸菌を口から摂取することで、腸内の乳酸菌・ビフィズス菌が増えて、腸の善玉菌(有用菌)が増えます。

乳酸や酢酸が産生されて、腸の運動を促進します、悪玉菌(有害菌)が増殖するのを抑えます。

乳酸菌が含まれる食品と上手な摂り方

乳酸菌が含まれる食品でよく知られているのは、

  • ヨーグルト
  • 乳酸菌飲料
  • チーズ
  • バター

などの、乳に乳酸菌を添加して発酵させたものがよく知られています。他には、

  • 漬物
  • 味噌
  • 醤油

などの植物性の加工品にも乳酸菌が含まれます。

プロバイオティクスと一緒に、「プレバイオティクス」と呼ばれる善玉菌のエサになって増殖をサポートしてくれる食品もありますので、一緒に摂取なさるのがおすすめです。

プレバイオティクス
オリゴ糖 大豆、バナナ、ごぼう など
食物繊維 イモ類、キノコ類、豆類、海藻類、果物 など

 

乳酸菌の寿命と心得

乳酸菌を口から摂取してから、どのくらい腸で生息するかというと、せいぜい1週間ほどです。乳酸菌は、腸内で増殖と死滅を繰り返して、最後は体外に排出されます。

体内の善玉菌は、食生活やストレス、老化などによって、どんどん減っていきます。どんどん乳酸菌を摂取して、腸の善玉菌を活性化させていきたいものです。

乳酸菌が免疫を整える!乾癬にも応用しよう

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免疫機能の過剰反応で起こる病気は、乾癬のほかアトピー性皮膚炎などの一般的によく知られた皮膚疾患があります。皮膚が乾燥してカサカサ・皮膚の厚みが増す、などのアレルギー反応です。

乳酸菌には、このような免疫の過剰反応で起こったアレルギー反応を軽くする作用があるとされます。

Bリンパ球とIgEのバランス

免疫機能を深く掘り下げてみましょう。

アレルギー原因物質(アレルゲン)が体内に侵入してくると、白血球の一種であるBリンパ球が、IgEという物質を作って攻撃をし始めます。

IgEは、アレルゲンに対抗するために体内で生成されるタンパク質のことです。

アレルギーを発症している人は、Bリンパ球がIgEを作る働きが強すぎて、IgEをコントロールしづらくなっている状況です。

通常、Bリンパ球とIgEがバランスよく働いて体を守ってくれているのですが、この関係が崩れた状態で、免疫機能の過剰反応が起こってしまうということです。

乳酸菌が免疫バランスを調整する

乳酸菌には、この傾いたバランスを元に戻して、免疫の攻撃し過ぎを改善する働きがあります。免疫の乱れ改善のカギが乳酸菌なのです。アトピーをはじめとした、アレルギー症状の改善に使用される乳酸菌。

乾癬においても、免疫異常があらゆる症状の発端であることから、乳酸菌の摂取が改善の糸口と注目され始めたのもうなずけますよね。

免疫力アップ効果もある

乳酸菌には、免疫を高める効果もあります。免疫力が下がると、風邪をひきやすくなって、様々な病気を起こす原因となります。

乳酸菌は、NK(ナチュラルキラー)細胞という、ウイルスやがん細胞を見つけ次第攻撃して健康を維持しようとする細胞を活性化する働きがあります。

免疫バランスの調整をした後は、免疫力をアップしてくれる、乳酸菌。

乾癬における乳酸菌摂取はコツがありますので、こちらで特集しております。

>>乳酸菌サプリメントは乾癬に効くの?

 

まとめ

乾癬の発症原因をたどると、免疫にかかわる全身疾患であることが分かり、さらに免疫をただす材料に乳酸菌の存在が注目されていることをお伝えしてきました。

乳酸菌は薬ではないので即効性もなく、継続して飲み続けらければ効果を感じることができないものです。しかし、一度集中して乳酸菌で免疫バランスを正してしまえば、皮膚生産における異常な過活動を抑えるキッカケとなるのです。

免疫異常となる要素、生活習慣を改め、新しい乳酸菌習慣への取り組みを検討すべきでしょう。

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